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高次脳機能障害

衝撃とは反対側に見られる脳出血

jIKONAVI2013

交通事故の衝撃とは反対側に出血

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※ご本人(ご家族)様より、特別に許可をいただき掲載しております。

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事故状況

バイク乗車中に車と接触し転倒。

ヘルメット装着していたものの頭部外傷(クモ膜下血腫・硬膜下血腫)を負う。

高次脳機能障害については未精査(今後実施予定)。

救急搬送された病院にて、直ちに頭部CT検査が実施。

数日間にわたる検査においても同様の状況が連続して確認された。

反対側に出血

ぶつけた側とは反対側に出血していることが分かります。

外傷性脳出血にしばしば見られる状況です。

頭の右側(画像上では左側)に交通事故による衝撃を受け、

頭の左側(画像上では右側)に脳出血が見られます。

出血し脳が腫れた結果、

脳室(脳の空洞部分)が狭くなっています。

押しつぶさているわけです。

高次脳機能障害の精査

この交通事故被害者は、点滴と安静により軽快に向かいました。

手術は受けていません。

そうした状況にてよくあるパターンの通り、

急性期以降の頭部外傷に起因する様々な障害について何も検査されていません。

もちろん、

症状がなくご本人もご家族も何も困っていないというのなら検査の必要はありません。

しかし、

現に感情の起伏が激しくなったり、意欲の低下が見られたりと、

高次脳機能障害を疑う症状が確認されています。

ご依頼頂くことになったため、

大学病院の高次脳機能障害の専門医にかかって頂き、

目に見えない様々な症状の立証に進むことになります。

今後の流れも順次ご報告していきたいと思います。

 

 

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「高次脳機能障害で上位等級!」編

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「高次脳機能障害で上位等級!」編の主な内容

  • 相変わらず見落とされ易いのはなぜ?
  • 認定されればいきなり上位等級になる障害
  • 高次脳機能障害って何?
  • 記憶力や意思疎通能力の低下があったら高次脳機能障害を疑うべき
  • 問題解決能力の低下というような症状もある
  • 集中力や持久力の低下?
  • 性格の変化も?
  • 高次脳機能障害が認定されるための基本的な条件は?
  • 事故による脳の損傷がスタートライン?
  • 画像所見の裏付けが重要
  • 意識レベルの低下が継続したか?
  • 脳の高次の機能がどの程度損なわれているかを評価する
  • 知能検査(神経心理学的検査)
  • 言語機能検査
  • 記憶検査
  • 遂行機能検査
  • 人格特性検査
  • etc.

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高次脳機能障害

高次脳機能障害 MRI画像

JIKONAVI2013

高次脳機能障害 MRI画像

01 02

 

※ご本人(ご家族)様より、特別の許可を戴き掲載しております。

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事故状況

バイク乗車中に車と接触し転倒、

頭蓋骨骨折、脳挫傷

交通事故発生から約1年半で症状固定。

専門医紹介までの経緯

今回、ご依頼を受けて専門医を紹介させて戴きました。

それまでは救急搬送された病院に入院・通院されていたのですが、

高次脳機能障害を立証するための検査は何一つ受けておられませんでした。

その病院では、全く取り合えてもらえなかったようです。

そこで、当事務所にご相談に来られ、

病院紹介や検査手配が出来るということでご依頼されることとなりました。

MRI画像

高次脳機能障害の専門医をご紹介し、

診察にも何度となく同行しました。

上記画像は症状固定の約2ヶ月前に撮影されたものです。

脳挫傷の痕跡や、

びまん性軸索損傷を推論付けるのに十分な所見が確認されました。

交通事故で高次脳機能障害の後遺障害等級の認定を得るためには、

画像所見は必須です。

その画像所見も、今回、大学病院の設備と読影によりしっかりと得ることができました。

自画自賛になりますが、

こういう対応がスムーズに出来るのは、事前に大学病院の医師と申し合わせが出来ているからでしょう。

そうでなければ、大学病院の専門医にそう易々とかかることさえ適いません。

後遺障害等級の申請

後遺障害診断書にも、

MRI所見をしっかりと書いてもらいました。

これから申請を行いますが、

日常生活(ADL)や神経心理学的テストの結果から、相当重い認定が予想されます。

 

高次脳機能障害の可能性があるのに、何一つ専門的な検査が受けられていない方は、お気軽にジコナビ(行政書士事務所・交通事故ナビ)までお問い合せ下さい。

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  • 知能検査(神経心理学的検査)
  • 言語機能検査
  • 記憶検査
  • 遂行機能検査
  • 人格特性検査
  • 社会生活にどの程度支障があるかの評価
  • 「神経系統の障害に関する医学的意見」
  • 認知・情動・行動障害
  • 社会生活・日常生活に与える影響について
  • 全般的活動および適応状況
  • 日常生活状況報告
  • 就労・就学状況
  • 声かけ、見守り、介助が必要な理由
  • 社会生活での支障の程度をアピールするコツ
  • 高次脳機能障害の後遺障害申請?
  • 1級は4000万円!、2級は3000万円!
  • 3級の高次脳機能障害は2219万円!
  • 5級の高次脳機能障害は1574万円!
  • 7級の高次脳機能障害は1051万円!
  • 9級の高次脳機能障害は616万円!
  • 12級で224万円、14級で75万円
  • 高次脳機能障害で上位等級のために#1
  • 高次脳機能障害で上位等級のために#2
  • 高次脳機能障害で上位等級のために#3
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高次脳機能障害

高次脳機能障害 9級10号認定(非該当からの異議申立を受任) 和歌山県 女性 主婦

9級10号認定(非該当からの異議申立を受任)

非該当から9級10号認定

異議申立前の状況

すでに一度は、後遺障害の申請を行っていましたが、

高次脳機能障害のための検査は何一つ受けていませんでした。

異議申立のための準備

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立証に欠かせない「神経心理学的検査」を一通り受けて頂くため、

協力関係にある医師の中から高次脳機能障害を専門とする、

大学病院の医師にかかって頂きました。

診察#1 大学病院での初診

家族と一緒に問診を受け、

関係のありそうな症状をピックアップし、

検査方針をたてました。

一連の検査

初診の際に立てた方針にもとづき、

一連の検査を受けて頂きました。

診察#2 2回目の問診

検査結果を確認し、

さらなる追加検査の要否を確かめました。

幸い、予想通りの検査結果が得られており、追加は不要という判断に至りました。

異議申立へ

後遺障害診断書の入手と、添付書類の準備

大学病院から高次脳機能障害のための後遺障害診断書を入手し、

それを基に立証書面の作成を行いました。

手続実施

異議申立手続を実施、

結果、高次脳機能障害が認められ9級10号が認定されました。

当初の検査不足から、

上手く状況を挽回でき、

示談に向けて良い結果を得ることができました。

その後

後遺障害等級が認定されるまで当事務所が担当しますが、

その後の弁護士の仕事となります。

認定された後遺障害等級を最大限に活かすべく、

交渉に強い弁護士を紹介させて頂きました。

異議申立の成功率を高めるために

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異議申立に必要な医学的な立証作業を当事務所では得意としております。

高次脳機能障害の可能性があるのに、

立証不足によって認定を逃している、あるいは、低く認定されているという方は、当事務所までお問い合わせ下さい。

大学病院の専門医と連携し、サポートさせて頂きます。

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高次脳機能障害

保護者選任

交通事故による高次脳機能障害情報

家庭裁判所における保護者選任制度

交通事故で脳外傷を負うことにより、

自らの身に何がおこったのか理解できず、

入院申込といった治療行為を受けるために欠かすことのできない判断さえできなくなる場合があります。

そのような場合に備えて用意されているのが上記「保護者選任制度」です。

保護者が本人に変わり入院の同意などを与えることができる制度です。

申立は、家族または病院であれば行うことができます。

形式的ではありますが裁判所のホームページも参考になります。

http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_22/index.html

成年後見との違い

成年後見も保護者選任も本人の判断力低下を補佐する点で共通しています。

しかし、成年後見人は保護者よりも順位の高いポジションが与えられます。

つまり、後見人の判断が優先されるという違いがあります。

それと関連し、手続を比較すると保護者選任の方が圧倒的に簡単です。

権限が小さい分だけ手続は簡単なのが保護者選任で、

権限が大きい分だけ手続が複雑なのが成年後見です。

両者の使い分けとしては、

まずは保護者選任を受け治療環境を整え、

その後回復具合を見ながら成年後見の手続に移行するのが実際的な流れになろうかと思います。

高次脳機能障害の被害者を家族に持つこととなった方にとってとても重要な制度です。

ぜひご活用下さい。

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お知らせ

第2回講演会及び医療&家族相談交流会を開催

高次脳機能障害関連ニュース

東京都港区が第2回講演会及び医療&家族相談交流会を開催

外見では判断しずらい高次脳機能障害の理解を深めようと、東京都港区が高次脳機能障害の後援会および交流会を開催します。

日時:平成24年11月3日(土・祝) 午後1時半~4時半

場所:男女平等参画センター4階

対象者:感心のある方ならどなたでも可(但し、先着70名様)

内容:専門医中村俊規氏、社会福祉士大輪典子氏による講演、および、医療および家族相談交流会

申込方法:電話申込 03-5472-3710

申込〆切:10月29日(月)

お問合せ:港区障害者福祉課精神障害者担当

http://www.city.minato.tokyo.jp/kenko/fukushi/shogaisha/2011ichiran/h24-2kojino.html

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つぶやき 高次脳機能障害

高次脳機能障害の成年後見は?

先日、高次脳機能障害の被害者のご家族から、成年後見制度について尋ねられました。

あなたは、後見人になった人の負担について詳しくご存知ですか?

実際に後見人になった人たちから生の声をきいているのでご紹介します。

それによると、定期的に求められる家庭裁判所への報告が一番面倒だと言います。
不慣れな手続きをどうにかこなして、やり方を覚えたから今度は大丈夫と思ったものの、次の時にはもう忘れていて結局一からやり直し。ということの繰り返しだそうです。

次に、複数の後見人を立てることへのニーズも良く聞きます。複数の後見人を立てることは可能です。役割分担を決めることで効率的になりますね。

話しを聞いていて思うのは、私たちが勉強している成年後見人の負担と、実際に成年後見人になった人の感じる負担は随分違うようです。

もし、実際の後見人の負担について詳しい話しを聞きたい方は、交通事故による高次脳機能障害の場合に偏りますが、お尋ね下さい。

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サービス/料金

「子どもの高次脳機能障害の共通性」 – 理学療法士会

子どもの高次脳機能障害の共通性

約2週間前、参加しているメーリングリストから次の案内を頂いたのでご紹介します。

「子どもの高次脳機能障害の共通性」研修会・講習会(他団体主催)

主 催:宮城県リハビリテーション支援センター

日 時:平成24年8月25日(土) 午後1時30分から午後4時

場 所:仙台市医師会館(仙台市若林区舟丁64-12)

講 師:神奈川県総合リハビリテーションセンター 小児科部長 東京慈恵会医科大学 小児科准教授 医学博士 栗原 まな 先生

参加費:無料

概要はこちらをご参照ください

引用元: 「子どもの高次脳機能障害の共通性」 – 一般社団法人 宮城県理学療法士会 HOT NEWS.

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高次脳機能障害

外傷を負った脳の腫れなどを80%以上抑制できる治療薬の開発に成功

外傷を負った脳の腫れを薬で抑制!

外傷で負った脳の腫れに対して手術することがありますが、その件数が将来的には劇的に減少するかも知れません。

脳の腫れがひどい場合には手術が行われますが、その目的は、脳ヘルニアを回避することにあります。

脳ヘルニアは生死に関わる重大な状態で、それを回避するために、腫れがひどい場合には手術が行われてきたのですが、その状況が一変しそうな研究成果が発表されました。

今回の研究成果は、手術をすることなく脳ヘルニアを回避する可能性を高める治療法の発見です。脳の腫れのメカニズムを解明したことが治療法の発見につながりました。

一般的には大変喜ばしい研究成果です。

しかし、交通事故の賠償面では注意が必要です。

なぜなら、手術をするほどのひどい脳損傷という言い方が出来なくなるためです。脳損傷の大小に関わらず手術が行われないことになると、その後の治療経過や精密検査が重要な意味を持つようになります。手術が行われれば、ある程度、高次脳機能障害も酷いだろうという推定が働き賠償につながりやすくなります。しかし、その推定に期待できないケースが増えるおそれが出てきました。その意味では、喜んでばかりいられない研究成果の発表と言えます。

詳しい発表は、4月4日付けで米国科学誌「Annals of Neurology」オンライン版に掲載されました。日本での報道は以下の記事をご参考に。

岡山大学は、交通事故などを原因とする脳外傷後に生じる脳腫脹の機序を明らかにし、急性脳腫脹に対する新しい治療法を開発したと発表した。成果は、岡山大大学院医歯薬学総合研究科薬理学の西堀正洋教授と脳神経外科学伊達勲教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、4月4日付けで米国科学誌「Annals of Neurology」オンライン版に掲載された。

脳外傷は、交通事故や転落事故を最大の原因とし、脳外科臨床あるいは救急医療において頻繁に経験される病態の1つだ。高齢化の進行する日本において、事故の犠牲となる高齢者の割合も多く、また一方で、脳外傷を含む不慮の事故は若年層の死因の上位を占めている。・・・

引用元: 岡山大、外傷を負った脳の腫れなどを80%以上抑制できる治療薬の開発に成功 | エンタープライズ | マイナビニュース.

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高次脳機能障害

高次脳機能障害のメカニズム解明に一歩前進!

高次脳機能障害のメカニズム解明に一歩前進です

注意障害などの高次脳機能障害の解明や治療法につながる研究成果の発表がありました。

主な内容は、目から入った情報が脳内でどのような処理過程を経ているのか、そして、その過程において重要な役割を担う信号がある、というものです。

かなり専門性の高い内容なので私も十分な理解が出来ていませんが、これでまた一歩、高次脳機能障害の解明と治療に近づいたのは間違いありません。

記事の詳細は本文をご覧下さい。

京都大学は、動き・奥行きや色・形など、視覚情報に基づく物体認知に「前頭前野」から発信される「トップダウン信号」が重要な役割を果たしていることが発見されたと発表した。成果は、京大研究霊長類研究所の二宮太平特定研究員、同井上謙一特定助教、同高田昌彦教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、5月17日付けで「Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載された。

引用元: 京大、視覚による物体認知は前頭前野からのトップダウン信号が重要と確認 | エンタープライズ | マイナビニュース.

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治療・病院・医師にまつわる問題

2012年4月23日「脳神経内のアセチルコリンの可視化に成功」 サイエンスポータル編集ニュース 科学技術 全て伝えます サイエンスポータル / SciencePortal

未だ試行錯誤が続けられている高次脳機能障害のメカニズムについて、その解明に期待のかかる研究成果が発表されました。

私が最初にアセチルコリンの名を目にしたのは2005年頃に行われたとある学会でした。その頃から脳内アセチルコリンの賦活(活性化させること)は高次脳機能障害の改善に役立つと言われており、今回の記事はあの熱弁を思い出させます。

交通事故で頻発する高次脳機能障害の治療においても、今回の研究成果が活かされることを期待します。

【 2012年4月23日 脳神経内のアセチルコリンの可視化に成功 】関西医科大学と科学技術振興機構は、パーキンソン病やアルツハイマー病などに大いに関係しているとみられる神経伝達物質「アセチルコリン」の脳神経での分布を可視化することに、同大医学部の矢尾育子講師ら世界で初めて成功したと発表した。

アセチルコリンの検出法としてはこれまで、受容体や分解酵素に対する抗体を用いた間接的な手法が一般的で、アセチルコリンそのものを直接検出できなかった。また、脳組織内の分布を調べる方法として、「質量分析イメージング法」というレーザー照射でイオン化させた物質の質量から組成を分析し、画像化する方法があるが、脳組織内に豊富にある脂質などの分析には適するが、アセチルコリンなどの微量分子の検出は難しかった。

矢尾講師らは、質量分析を2回以上連続して行う「多段階質量分析イメージング法」を応用して、ごく微量のアセチルコリンを脳組織の切片から直接検出し、脳組織のどこにどれだけ分布するかを、存在量に合わせて赤から青に色分けして可視化した。

今回はマウスの脊髄や脳の組織切片を使い、同方法の有効性を確かめた。今後は、レーザー照射の密度などを工夫することで検出感度をさらに高め、アセチルコリン以外の神経伝達物質などの検出にも応用できるという。研究成果は、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「さきがけ」によって得られた。

引用元: 2012年4月23日「脳神経内のアセチルコリンの可視化に成功」 サイエンスポータル編集ニュース 科学技術 全て伝えます サイエンスポータル / SciencePortal.

図1

図1 質量顕微鏡法の手順とイメージ

組織切片を作製し(①)、走査しながら組織表面にレーザーを照射し(②)、イオン化される物質を検出する(③)。照射前にマトリクスと呼ばれる化学物質をコーティングすることで、レーザー照射時に物質を壊さずにイオン化させることができる(④)。得られた各点のスペクトルから画像を再構成する(⑤)と、どの質量のものがどこに局在しているかが一目瞭然で分かる。

図2

図2 アセチルコリン (C16NO = 146)

アセチルコリンの構造。矢印はMS/MS測定で断片化される箇所を示す。

図3

図3 質量分析イメージングで検出されたマウス脊髄のアセチルコリンの分布

(左)MS/MS測定で得られたアセチルコリンの像。存在量に合わせて赤から青にかけて色分けした。

(右)形態の比較のために生態に多く含まれる脂質の像を重ね合わせた。脊髄前角(白い矢頭)の運動ニューロンにアセチルコリンが多く含まれていることが分かる。

図4

図4 質量分析イメージングで検出されたマウス脳のアセチルコリンの分布

(上)脳に豊富に含まれる脂質の像を比較のために示した。脂質が多く含まれる部分が白く浮かび上がっている。

(左下)MS/MS測定で得られたアセチルコリンの像。

(右下)脂質の像を重ね合わせた。アセチルコリン作動性神経細胞の終末に多く存在することが分かる。

引用元: 共同発表:質量分析でアセチルコリンの脳内分布の可視化に成功—神経疾患の仕組みを解き明かす一助に—.